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住民有志 協働学ぶ

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 美麻村の有志や若手職員が合併後の地域自治を考える「地域づくりミーティング」は、12日、江戸川大学の鈴木輝隆助教授の講演会を村基幹集落センターで開いた。鈴木教授は、数々の地域づくりの事例を紹介し、行政に頼らない、住民の意思がはっきりとしたまちづくりの重要性を話した。

 鈴木教授は各地のまちづくりにかかわった経験から、「住民自治と行政の協働」をテーマに講演。昭和の大合併後に周辺地域となり、住民の力で地域ぐるみで自治を盛り上げた長野市松代町などの事例を挙げた。

 これまでの行政に頼りがちな地域自治を「おまかせ民主主義」と指摘。住民自ら考え、自分の意思を出せることが大切とし、「経済が縮小していく中で豊かな生活を問う時代。幸せが実感できる地域経営が必要」と説いた。

 村内外から約30人が参加。合併後のメンドシーノ交流について質問が出され、鈴木助教授は「特徴ある事業は実績を再評価し、実績を論理的に説明できれば方法はある」と話し、地域振興については「いい時間を過ごすことが重要なキーワード。暮らしている人のライフスタイルを見せていくことが必要」とした。

(2004.10.14)

(このページは、大糸タイムス様のご理解により記事を引用させていただいています。)


Last-modified: 2017-04-12 (水) 12:51:27 (2564d)

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