Top > 美麻づくりの記録4 (2008)

美麻の宝発見・伝【2008(平成20年)】 Edit

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 3年目の活動は、会員参加の地域資源発掘ワークショップから始まりました。地域の魅力を住む人の自信につなげるにはどうするか? 
「地域の宝は何ですか?」の質問に出てくる答えは千差万別です。
 北アルプスの眺望、自然、麻、人、山菜、棚田、空き家、情報等々。
 キーワードを結びつけた参加型ワークショップを事業化しました。

お宝デザインコンテスト Edit

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20年以上、人の手が入らない美麻随一の景勝地である藤の棚田を整備して、自分の宝物をデザインしたTシャツで飾る『お宝デザインコンテスト』は、延べ100人を超える会員の参加で整備された会場に、全国から100枚を超えるTシャツがはためきました。
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燃料から作る!薪バス運行プロジェクト Edit

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 昭和初期から20年代まで、薪を燃料とした木炭バスが運行していました。その燃料となる薪が美麻の山から供給されていたとのことから、大町市に現存する公道走行可能な木炭バス「もくちゃん」を燃料から作って走らせ、森林資源の活用を考えるワークショップを開催しました。当時、薪を作っていた方を講師に迎え、当時の方法で薪を作り、美麻地区文化祭で走らせました。

美麻トレジャー・ハイク Edit

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 地域に眠る宝を探し出す『美麻トレジャーハイク』では、市民農園利用者の方々からも協力いただいた結果、美麻地区が貴重な山野層の生息域であるという、住民が知らない宝が発見されました。

麻文化を伝承するには Edit

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 昭和30年代まで地域の主要産業であり、地名の由来ともなっている「麻」は、=(イコール)大麻ということもあり、栽培が途絶えて数十年、高齢者を中心に地域の象徴と考えながらも誇らしいイメージはありませんでした。今では、子どもたちも地名の由来や、麻の歴史をほとんど知りません。
 麻の歴史や価値を地域の宝として再認識しようとする中、横浜市の畳職人の植田さんから「美麻の麻が講道館の柔道畳に産地指定で使われていた。」という誰も知らない歴史を伝える情報が、文献と共に寄せられました。

伝統柔道畳を復元しよう Edit

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 このことが契機となり、柔道畳のルーツを探る本当の宝探しが始まりました。
 噂を聞いて、かつて麻を栽培していた農家の方々からは、正麻や麻糸製造機などが次々と提供され、ついには、講道館に糸を納めていた問屋さん(新行・小林さん)からも証言を得るなど、材料・機械・技術と麻糸を作る条件が整ったからには、伝統柔道畳を復元するしかありません。
 地域の象徴である麻を通じて、お年寄りには地域の誇りを、子どもたちには歴史と伝統を知ってもらおうと、麻農家だった地域の方を講師に迎え、学校で柔道畳の復元作業を行ないました。半世紀の時を経た麻を小学生が紡ぎ、その糸で中学生が柔道畳を縫います。歴史に刻まれた地域の宝を次世代に引き継ぐ貴重な時間を共有できました。

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(外部リンク:歴史秘話ヒストリア https://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/18.html


Last-modified: 2017-04-10 (月) 21:36:31 (223d)