オオカサモチ(大傘持)
Pleurospermum austriacum

セリ科(UMBELLIFERAE)
オオカサモチ属

山地帯〜高山帯の草地に生える、高さ0.5〜2m近くにもなる大型の多年草。
中空の茎は太く、大きな花序を作るのでよく目立つ。

一見ミヤマシシウドにも似ているが、分枝しないのと
葉が羽状に細かく裂ける点で区別がつけやすい。

白馬岳
(Aug 9 2002)

花序は大型の複散形花序でふつう
10数個の小散形花序がついてをり、
小散形花序には小さな白い花が
20個以上もついている。
まさに傘をさしたように密生している。

花序の基部の総苞片は長く、
広線形で羽状に裂けることが多い。

小散形花序の基部の小総苞片は
やや短くて線形だ。

総苞片も小総苞片も垂れ下がる。

広卵形の葉は1〜3回三出羽状複葉で、
細かく切れ込んでいて、終裂片は
卵形〜挟卵形で羽状中裂して
先は尖っている。

表面はほとんど無毛、
裏面は脈に突起毛がある。

果実は長さ6〜7mmの長楕円形。

このページの始めに戻る
植物図鑑のトップ

ペンション馬鈴薯000〒399-9301長野県北安曇郡白馬どんぐり村
電話:0261-72-4717000FAX:0261-72-5080
potatoes@hakuba.ne.jp0000http://web.hakuba.ne.jp/potatoes/