タケシマラン(竹縞蘭)
Streptopus streptopoides var. japonicus

ユリ科(LILIACEAE)
タケシマラン属

山地帯〜亜高山帯の林床などに生える、高さ10〜40cmほどの多年草。
小さな花は、葉に隠れて垂れ下がるので見つけにくいです。

 

(←)
卵状披針形の花被片は
6個で、基の方から
平開している。

栂池
(June 24 2007)

(→)
葉腋(ようえき)から
花柄を伸ばし淡紅褐色の
花を下向きに下げるので、
下から覗かないと、
見逃してしまう。

栂池
(June 24 2007)

(←)
葉は卵状披針形で
先は尖っていて、
基部は円形で茎を
抱いていない。

名の起こりは葉の状態を
竹の縞に見立てたのでは
ないだろうか?

栂池
(June 24 2007)

エゾタケシマラン・・・縁にごく細かな毛状の突起があって、茎は普通枝分かれしない。

タケシマラン・・・ふちに毛状の突起はなくて、茎は普通1〜2回分枝する。

ヒメタケシマラン・・・母種のエゾタケシマランに似ているが、葉の縁に毛状の突起がなくて、葉が細長い。

写真は見つからなかったが、赤く熟す液果は楕円形。
液果が黒く熟すのはクロミノタケシマラン(f.atrocapus)。

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