ウワミズザクラ(上溝桜)
Prunus grayana
別名:ハハカ

バラ科 サクラ属

山野に生する落葉高木。
サクラの仲間の原種と云われている割に、サクラらしくない。
でも個々の花を、よ〜くみるとサクラの形をしてるんですよ。

円柱状に咲き上がるので、まるで白いブラシのようで、
満開時は木全体を覆うように咲いているのでみごとです。

白馬ではサクラの散った後、
咲き始めます。

葉が開いた後に、
6〜8cmの総状花序をだして、
5花弁の白い花を
密につけます。

葉は互生。卵形または
卵状長楕円形で
先が尾状に尖っている。

↑ふちに刺状の鋸歯があり、

馬鈴薯庭
(May 15 2003)

←ウワミズザクラ
花序の基に、葉底が
円形の葉が有る。

→シウリザクラ
花序の基に、葉底が
心形の葉が有る。

イヌザクラ
花序の基に葉がない。

 

樹皮の皮目は、
写真のものはあまり長く
ないが、通常もっと長い。
実は黒く熟し、食べられる。蕾や若実を塩漬けにして食べる地方もある。

亀甲で占う時、ウワミズザクラの材の上面に溝を彫って使ったところから上溝桜。
そのウワミゾが訛ってウワミズになったという。 

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