ヤマエンゴサク(山延胡索)
Corydalis lineariloba

ケシ科(PAPAVERACEAE)
キケマン属

山地に生える、高さは10〜20cmくらいの多年草。
春先、スミレ類と一緒によく咲いている。

塊茎は毎年新しいものが古い塊茎の上に重なってでき、
漢方ではキケマン属の塊茎を乾燥したものを「延胡索」
と呼び、鎮痛などに用られ、この漢名からの銘々らしい。

地下の約1cmの丸く白い塊茎から、数個の根生葉と花茎をだし、
その先端に青紫色や紅紫色の花を総状に咲かせる。
花弁は4個で外側に2個、
内側に2個、
外側のうち上の一個がもっとも
大きく、基部が袋状の距に
なってうしろに突き出、
内側の2個の花弁は左右から
合わさって、先端が合着し、
雄しべと雌しべを包んでいる。

 

 4月24日2002
(南股)

葉は2〜3回3出複葉で
小葉は倒卵形だが、
変化が多い。
茎葉は普通2個つく。
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