ザゼンソウ(座禅草)
Symplocarpus foetidus

サトイモ科(ARACEAE)
ザゼンソウ属

 

山地の湿地に生える多年草で、春になると周りの雪を解かし、
土中よりむっくりと茶褐色の花をだす。

 

花序は1株に1個だが、まれに2個の
ものもあるようです。花はかなり臭いです。

花序は楕円体で両生花。倒卵形の花被片は
4っで、上部は内側に曲がっている。

丈は10cm程で、花の形が座禅を組む坊主に
似ていることからこの名がついたようです。
飯森(May 15)

苞は卵円形で一方が開き、
質厚く、紫褐色、時にそれに斑の
あるものとか、緑色のものがある。
 一見花のように見えるが、
花ではない。
飯森(May 15)
写っていませんが、根生する外側の葉は、膜質で茎を包んでいるが、
内側のモノには長い柄がある。
花時は縦に巻くが、花後は長さ20〜45cmと大きくなり、
丸みを帯びたハート形に開く。
若芽や果実をクマが食べる様ですが、見たことはありません。
今年(2007年)は白馬村のザゼンソウが沢山クマに食べられたという
報道がありましたが・・・・こんな臭いモノまで食べるんですね〜!
丈夫な地下茎が沢山、深く入っているようですが、これも食べるんでしょうか!

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