発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyoyoko@hotmail.com
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

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乱杭 162号(2003年7月6日)

◆梅雨明けはまだ?◆

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 別冊「野鳥歳時記」でご報告している延岡城山城址のサンコウチョウは、鳴いたり鳴かなかったり。6月26日は終日鳴かず、27日は朝のうちによく鳴いた。


少し雨模様のほうがよく鳴くような気がする。28・29日と晴天が続いた。サンコウチョウはどうしているだろう?

 南九州は、梅雨明けかな?

◆延岡の風物詩「山下新天街の七夕飾り」◆

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 28日(土)から、延岡市唯一の全蓋式アーケードを持つ山下新天街恒例の七夕祭が始まったので、見学してきた。

 10年ほど前、商工観光課に勤務し商店街の担当をしていた頃、知己を得たなじみの商店主さんたちが工夫を凝らした七夕飾りが好きで、毎年拝見している。しかし、全国の商店街の元気が少しずつ減退しているのは、山下新天街も同じで、通りを歩いて見ると、商店の飾りより、幼稚園、保育園、児童館の子ども達が作った飾りの数の方が多くなったように感じた。

 そのような中、毎年楽しみにしているお店の出し物がある。
 1つは、鎌、包丁、鋸を自家で作る所謂鍛冶屋さん兼小売業の「片常鋸店」。じいちゃんと息子さんが、大のラジコン模型飛行機好きで、息子さんは、西日本各地で開催される競技会の審判員の重鎮らしい。

 昔、その「片常鋸店」の七夕飾りの製作方針の決定過程を尋ねた所、彼のお子さん達に「今年は何がいいかねー?」と尋ねて意見を聞き、決めているとのことであった。そのお子さん達も大きくなられて、今年は取り合ってくれなかったのかな?
今回のお題は、「テレビ50年」で、お子さん達が知る由もない「ひょっこりひょうたん島」の懐かしい主人公達の作り物でした。

 ここの飾りのもう1つの特徴は、飾りが「動く」こと。加治屋さんの技術を駆使して、飾りをどのようにでも動かして見せる技は、驚嘆に値します。
 聞いたところによれば、動力は車のワイパーやパチンコ台のモーターらしい。それを上手に使って、飾り人形の反復運動にしているそうだ。

 2つは、その「片常鋸店」から50メートルほど南へ下った「橘屋金物店」。
こちらは、毎年、小さな小さな折り紙で純和風のお人形をたくさんを作り、お店の軒先にずらりと並べて、ある時などは、その折り紙人形が神輿を担ぎ、神輿が捻れたウエーブのように動くという凄い技を見せてもらった。
















 今年は、例年にもまして人形の数が多く、延岡城築城400年記念を題材に、今山大師寺等に伝わる行列絵図を再現していらした。(写真↓)

 この七夕祭りには、市内の行政、民間団体が賞を出していて、商店の方たちも、この受賞が励みになっているそうだが、今年の1等賞は、写真下段の巨大アンパンマンでした。(写真↓)

 ところで、その日(5日)、庭仕事をしてシャワーを浴び、偽ビールを飲んだら眠くなって、その時に働いていらっしゃった方々には申し訳ないほどぐっすり午睡をしたら、キャッシュカードが使える午後5時を過ぎてしまっていた。

 止む無く、奥さんに「『山下新天街』の七夕を見に行くので、5,000円貸して頂戴。」と言ったら、「七夕を見るのに5,000円いるの?」と聞かれた。

 「そう、今は、拝観料が5,000円いるんだ!」と答えたら、妻は、ニヤニヤと笑いながら、5千円札を渡してくれた。貴女の柔軟な許容力に感謝します。

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