発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyoyoko@hotmail.com
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

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青草の身勝手 野鳥歳時記(10)(2003年1月25日)

◆釣り場の野鳥たち◆

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 ミズイカ釣りの餌は、生きたアジ。いわゆる生餌である。
 大分県鶴見崎に遠征していた頃は、現地で自分で釣って調達していたが、宮崎県北部の磯や港ではこの時期(真冬)はアジが釣れないため、門川町庵川漁港の濱田水産で購入している。

 一匹、100円。

 以前は、港に舫(もや)ってある船の生簀から注文した匹数のアジをポリバケツにすくい入れてくれていたのだけれども、今朝岸壁に行って見たら、なかなかの設備投資がされていて驚いた。

 まず、岸壁の上に中古のステンレス製の浴槽が置いてあり、生きアジはその中で泳いでいた。
 次に、その浴槽には、港の中に放り込まれた太いビニールパイプを通して常に新鮮な海水が流し込まれており、更に、浴槽のヘリには家庭用の浄化槽にエアーを送り込んで、浄化槽内の菌類の活動を活発にするエアーポンプが置いてあって、そのポンプから伸びたチューブから浴槽内にエアーが勢いよく出て、新鮮な空気の泡がブクブク水面に出ていた。
 これほど見事な金を掛けない新規設備投資を私は、今まで見たことがない。

 さて、濱田水産で餌のアジを買って、今日はまず赤水漁港の岸壁に竿を出した。
 釣りのスタイルには、手持ち竿、置き竿など幾つかあるが、私はもっぱら「楽ちん置き竿派」である。
 何時ものように、まず1本目の竿を出して防波堤の上に置き、2本目の竿の準備をしていたら、眼鏡越しに防波堤の上の私のすぐ側で何かが動いた気配がした。
 針を糸に結んでいる目線をそちらへ向ける、ジョウビタキ(♂)が、ピヨンピヨンとその先に出した1本目の竿に近寄り、竿尻に固定したリールを覗き込んだ後、ひょいとその竿に飛び乗ってとまった。私からの距離、約1.5m。
 こんな時に、デジカメを持って来ていない・・・・。

 結局そこでは、まったく当たりがなく、浦城港へ移動した。
 島野浦へのフェリーが発着する港の裏の磯場で竿を出した。ここでも当たりがなく、岩場に座り込んでぼーっとしていると、目の前を何かが飛んで横切った、と思ったら右手4mほど先の磯端に置き竿した1本の竿の袂にイソヒヨドリ(♂、添付写真↓。)

F.伊藤さんのホームページ
http://members9.cool.ne.jp/~itohs/MAIN_MENU.htm
「鳥と林道」から転載しました。)が、ちょこんと止まり、しばらく竿先や磯に打ち付ける波、タバコを吹かす私などを観察して、そのうち何処かへ飛び去った。
 あ・・・、またもデジカメがない!























Rareの次は、Common

 本人の希望により今回から匿名にしますが、延岡でも有数の「おでん名店”K”」のママが、1週間のニューヨーク旅行から帰国されて、お土産に鳴き声を収録したCD付きの野鳥図鑑をいただいた。

 書名は「Commonn Birds And Their Songs」(写真↓)。

 

先週は、歳時記(9)でご報告したように、「Rare Birds(めずらしい野鳥)」 でした。

 次の週は、「Common Birds」だっせ!

 両極端の図鑑を続けざまに頂いて、もう、し・あ・わ・せ・・・。

 拙い語学力を精一杯駆使して訳してみて、直訳すれば、「普通の野鳥・・・」ですが、ちょっと工夫して「身近な野鳥とその鳴き声」くらいの書名でしょうか・・・?

 それにしても、付録に鳴き声のCDが付いた野鳥図鑑は、初めての経験でした。感謝。

 滞在中、ママは、ブロードウェイで本場のミュージカル「オペラ座の怪人」を鑑賞されたそうだ。
 国内でも劇団四季の同じ出し物を見られたそうだが「劇団四季のもよかったけど、そりゃあ、本場は違うわ、素晴らしかった!」とやや興奮冷め遣らぬ風情で、お土産話を伺いました。おまけに、ママはメトロポリタン美術館まで足を伸ばされたそうで、誠に嫉妬するほどうらやましかったです。

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