発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyoyoko@hotmail.com
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

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青草(佐藤理洋)の身勝手「野鳥歳時記」(13)(2003年4月28日)

◆六峰街道の野鳥◆

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 宮崎県東臼杵郡北方町から同西臼杵郡五ヶ瀬町まで、耳川と五ヶ瀬川に挟まれた山稜の尾根を走る六峰街道を走った。目的は2つ。

 1つは、春の野鳥の声を聴くこと。2つは、塩漬けの漬物にするためにイタドリ(こちらでは「サド」と呼ぶ。)を採取すること。

 もう何年前になるだろうか。1つは、「小よう」のご常連で、山登りの鬼「Oさん」が、愛犬を伴って六峰街道を完歩された際「早朝の鳥の鳴き声が凄かった。」と伺ったことによる。

 これにならって、前夜しっかり弁当の用意も済ませ、早く寝ようとしたが、統一地方選の結果を伝えるニュースをずるずると見ていたら、こういう時に限って寝付かれず、午前1時を過ぎてしまった。
 おまけに、6時に起きて茶の間でコーヒーを飲んでいたら、風呂場でボタン、ボトンと音がした。
 何だろうと見てみれば、空っぽのはずの浴槽にネズミがいた。排水口の十字架状のさんの隙間が狭すぎて、そこからは脱出できず、浴槽のヘリを狙ってジャンプすれども、僅かに及ばずこちらからも逃げ出せない。そんなホトホト困り果てた状況のようだった。

 ところで、あんたどうしてこんな所へ落ち込んでしまったの?
 普段、メダカ捕りに使う網を使って捕らえ、屋外へ逃がしてやった。「イカリ消毒」のホームページを参照してみると、「クマネズミ」と呼ばれるイエネズミ類のようであった。

 そんな騒動で、出発は午前7時過ぎになってしまい、時間的には、少し遅すぎただろう。

 それでも、以下の鳥の声や姿を観察できた。

 1)アオバト、2)アオゲラ
 3)イカル、4)ウグイス
 5)エナガ、6)オオルリ、
 7)カケス、8)カワガラス
 9)カワラヒワ、10)キジバト
 11)コジュケイ、12)ゴジュウカラ、
 13)サシバ、14)サンショウクイ
 15)シジュカラ、16)センダイムシクイ
 17)ツツドリ、18)ツバメ
 19)トビ、20)ハシブトガラス
 21)ホオジロ、22)ヤブサメ
 23)ヤマガラ
 24)新田原基地のF15。


















 

 もう1種、複雑な囀(さえず)りの鳥がいた。多分キビタキだと思うけれども、自信がない。

 今回、12)ゴジュウカラの囀りを初めて(これまで何度も聴いているのに気づかなかったのかも知れない。)聴いた。

 21)ホオジロ(下写真。F・伊藤さんのホームページ「鳥と林道」から拝借しました。)の声を聴いていて新しい聴きなしに気づいた。「nice to meet you!」

 24)は、六峰街道の尾根すれすれ、私の丁度頭上を飛びすぎ、今日聴いた囀りのなかで、最も色気がなくてけたたましく、最低の囀りだった。 今回は同街道を完走せず、途中の日之影町内から諸塚村へ県道50号諸塚・高千穂線を下って反対側の耳川水系へ降り、西郷村の「おせりの滝」を見て帰宅した。

 2は、塩漬けにするため、胴が太くあまり背が伸びていないものを探した。

 南向きの斜面で、車道沿いは、カッターナイフで削ぎ切られた残骸が多く、車道からちょっと外れた谷になった斜面にのこされている。

 十分な量を採取して、帰宅後に皮を剥ぎ、しばらく水に晒してから小さく切って、コンブ、細かく切ったショウガにあえて、荒塩を振り、よくもんでビニール袋で漬け込む。

 食欲のない朝食時でも、これさえあれば百人力です。

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