昨日は、早朝に行縢神社で、今年初めてサンコウチョウの声を聴いた。
庭の元砂場にビニールを敷いて作ったメダカ池では、今朝20匹余りの稚魚が孵化していて、親に食べられないよう、隣に置いてある大型の鉢に網ですくって移し替えた。
初旬に孵化した第1陣に続く第2陣の誕生だ。第1陣は、生まれた時の3〜4倍の大きさになっている。
夕方、以前の職場に併設されていた物産展示場に勤めていらしたYさんから電話があった。
Yさんはとても動物好きで、当時は自宅にタヌキを飼っていらして、小学生だった長男と見せて貰いに伺ったことがあった。
電話の内容はこうだ。
Yさん 「土地を借りて畑つくりをすることにしたのネ。
それで今日その土地の草を草刈り機で切っていたら、巣にしゃがんでいたキジを誤って切り殺してしまったの。
なんだか、すぐにも孵化しそうな卵があったので、持ち帰ってアンカで暖めていたら孵り出したのよ。キジの雛って何をあげたらいいの?」
私 「あの人(と私は呼ぶことにしている。)達は、ミミズとかオケラとか、土の中の生き物を食べているので、そんなもんでしょうか???」
Yさん 「そうよね・・・、虫とかよね・・・。」
私 「養鶏場とかでは、雛に何を与えているか、聞いて見られては如何でしょう。」
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Yさん 「そうね・・・、そうしてみるワ。」
私 「ところで、死んだキジの親鳥は、やはり羽をムシッて雉鍋とかに・・・」
Yさん 「お墓を作って埋めてあげました。」
私 「・・・・・」
草刈り機の音がドンドン近づいて来る中、死んだ親鳥は、とことんこの子達を隠しとおして守ろうと決心して、草刈り機の刃から卵を守ったのだろうか。
私が彼女であれば、50センチメートルくらいの所まで来た刃音を聞いて、逃げ出したに違いない。
野生とは、侮れない。同じ生物の親として、恥ずかしい。
添付の写真は、F・伊藤さんのホームぺージ「鳥と林道」からお借りしました。
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