発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyoyoko@hotmail.com
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

ご意見・感想等は発行人までお願いします。(^_^)  

青草(佐藤理洋)の身勝手「野鳥歳時記」(23)(2003年8月11日)

◆ひむか神話街道◆

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 今月初旬から、自宅外壁の補修、塗装工事をしてもらっている。施主(発注者)たる妻が業者さんに「お盆までに仕上げて。」と依頼したものだから、業者さんも必死でとうとう10日の日曜も仕事をするとのこと。

 職人さんが汗を流して仕事をしているのに、家の中でごろごろしているわけにもいかず、先般開通した県道や林道をつないで県内山間部の観光地や名勝を連結させた「ひむか神話街道」の一部をドライブした。

ボロ鷹

 南郷村神門の同村一番の繁華街直前の国道388号で、別添写真上段の羽がボロボロになった「ボロ鷹」2羽が国道脇の小高い丘すれすれに飛ぶのを見た。最初、トビかなと思ったけれど、翼の幅が少し広いように思えた。

 この鷹は何か、おわかりの方はご教示ください。

村の鳥

 上掲写真は、南郷村から前記街道を通って木城町、西都市へ至る茶屋越トンネルの南郷村側の入り口に掲げられた村の鳥「アオバト」のレリーフである。残念なことに、同村のホームページ「南郷村の概要」 では、これが「ヤマバト」と表記されているが、そのような標準和名のハトはおらず、トンネル入り口の「アオバト」の表記が正解だろう。

 このトンネルの出口には、同村の花「寒蘭」のレリーフがあったのだが、上記ホームページには「村の『木』寒蘭」とあり、これも少々残念でした。

 南郷村役場の担当課のみなさん、せっかく百済の里づくりなどユニークで素晴らしい村起しを実践されているのですから、村のHPを再点検してみてください。






















有楽椿

 織田有楽斎縁(ゆかり)の「有楽椿」という大木が西都市内にあることは、何時か資料で読んで知ってはいたが、西都市の何処にあるのか知らなかった。

 先ほどの茶屋越トンネルを過ぎてどんどん街道を登り、尾根に出たところでかなりの数のソウシチョウの群れに出会って特徴のある鳴き声を楽しんで、下りにかかった。

 10分近く走ったところで道端に「有楽椿の里」という案内板が目に入り、同街道をそれて矢印の方へ車を進めて大変な後悔をした。その道は、普通の林道で、しかも台風10号通過直後であったため、落石・落枝・落葉etc、車の腹を落石がこすりガーン・・・・

 次に買う車の下取りに出す際に支障があるので、これ以上は書きますまい。

 そのようにして、ようやくたどり着いた樅木尾地区の「樅木尾有楽椿」の在所は、そこだけが別世界のように、完璧に整備、清掃され、閑寂とした京都の北山の何処かの寺社の庭園のようにたたずんでいた。

 その「庭園」の斜面の丁度中ほどに「樅木尾有楽椿」はあった。(下の写真)

 何と言う立派な木だろう。そして、なんと村里の人々に大切にされ幸せな木だろう、と思った。

 客、管理人さんを含めて、自分以外は誰ひとりいない「庭園」でゆったりとした時間の流れを思う存分楽しんだ。何処に出しても恥ずかしくない管理の行き届いた庭園に誰もいないのだ。田舎暮らしの贅沢だ、とつくづく思った。

 そこからまた最前と同じような恐ろしい道を経て国道219号の東米良に出て、西都市をかすめていつもの広域農道を通り、都農町経由で国道10号を通って帰宅した。満足!

 皆さんも「ひむか街道」を走って見られては如何ですか?

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