発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyoyoko@hotmail.com
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

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青草の身勝手 野鳥歳時記(7)(2003年1月11日)

◆青草の身勝手 野鳥歳時記(7)◆

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沖田ダム湖のオシドリ(監)

 お昼から野鳥歳時記(6)で紹介した沖田ダム湖のオシドリの群れのその後を確認するために、同ダム湖へ行った。

 前回とはまったく反対側の左岸側の切り立った崖の下の湖面にいたが、群れの半数くらいは急な岸辺に登っていた。
 中には、柔らかい土を掘って、半分以上身体をその中に埋めているものもいた。

 オシドリのカウント開始。83羽を確認した。40羽ほど前回の5日と比べると数が少ない。何処へ行ったやら・・・。
 他に、マガモが20羽ほどと、カルガモが2羽、カイツブリが10羽ほど。カワセミが1羽、ダム湖の中ほどに頭を出した浅瀬の岩の上にいた。

 その後ダム湖を半周して、最奥の沖田川本流の水源へ向かって林道を20分ほど歩いて見た。

 アオジ、エナガ、カワセミ、キジバト、キセキレイ、コゲラ、ジョウビタキ、シロハラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ホオジロ、ミヤマホオジロ、メジロなどがいた。などと書いたのは、他に聴いたことのない鳥の声を2つ聴いたため。











 1つは、ウソの鳴き声の前半分部だけのような単音の鳴き声、もう1つは、どう表現したらいいか分からない、ささやかな澄んだ鳴き声だった。
 その後、ダムの本体へ向かって反時計回りに戻り、ダムの設置地点の付け根で双眼鏡を覗いていたら、ハヤブサが2羽で争っていた。結局1羽をダム湖の上空から追い出してしまい、求愛行動には見えなかった。
他に、何故だかハシボソガラスが1羽。

 野鳥歳時記(6)をお送りしたら、延岡市陸上競技協会のK理事長から「知らないことが多いもんだ。オシドリをインターネットで調べたらオシドリ夫婦と言うのが、野鳥のオシドリから来ている事を初めて知った。」と電話があった。

 「実は、野鳥は凄く夫婦仲良しで、殆どは生涯連れ添うようです。その代表格としてオスがその姿から目立つものだから、オシドリが選ばれているようですよ。」とお話した。

 昔、野鳥の会の機関紙か何かで、若いツバメのオスが古いオスを追い出してメスを略奪した。」という映画の題名みたいな観察記録を読んだことがあることは、K先生が折角持たれた野鳥を介在した夫婦仲の美談にケチをつけたくなかったので喋らずにおいた。言わなかっただけだから、ウソをつくよりは、刑が軽いと思う。

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