3日目は、京都の南と北とを走り回り、最後に中心街を楽しんだ。
まず、午前中は伏見。 途中、これまで父と私が行ったことがない「東福寺」を見た。寺へ着くやいなやタクシーの運転手さんが、三十三間堂のように南北に長い建物に車を横付けして、「これは唯一のトイレの国宝です。」とのたもうた???
建物の入り口の上、うねの下には「東司(トンス)」の掲額(写真↓)があり、中がスッポンポンの建物の中を覗くと、中央の通路を挟んで両側に数十個の瓶が床に埋め込まれていた。
禅(曹洞)宗のお寺では、厠のことを「東司」と呼ぶそうで、確かに、後述する正伝寺でも客用のトイレには、「東司」と表記されていた。
また同寺の山門は、知恩院、南禅寺の山門と並び称せられる山門だそうだが、ここの山門は、他の2つと違って左右に建物がなく独立しており眺めは、更に雄大(写真↓)であった。
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本堂(写真↓)も誠に立派なものであったが、観光シーズンオフのこの時期、洛南の外れにある同寺は、洛中の寺と比べれば、来訪者が少ないように感じたのだが、紅葉の時期には、幹線国道から境内まで、大渋滞で、今日数分で通過した商店街を通過するのに小1時間掛かったりするそうだ。
次に、更に南へ下って元公務員や現公務員の我々3人は縁遠いお商売の神様「伏見稲荷神社」に初めて参拝した。山門の両側に控えるのは、阿行、吽行の狛犬ならぬ狛狐(写真↓)。
本殿横に、誠に立派な能楽堂があって思わず写真(↓)を撮ってしまったが、奥で琴の調弦中の女性から撮影はご遠慮ください、とたしなめられた。
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