父がうわ言のように「寂光院、寂光院・・・」と言っていたのと同様、母は、「くずきり、くずきり・・・」と申しており、今回の京都旅行の閉めは、烏丸通を挟んで、京都御所西側の「虎屋菓寮のくずきりを食べる。」ことの予定でした。
ところがこれまた、年末で営業終了とのこと。
困り果てて岸岡運転手さんに相談したら、「くずきりやったら、祇園の『鍵善』ですわ!」と仰り、案内していただきました。
場所は、四条通を挟んで、大石内蔵助が敵の目を欺くために芸者遊びに現を抜かしたことで有名な茶屋「一力亭」の向い側。客が引きもきらず、順番待ちの人の列が常に10人程ありました。
ところで、「くずきり」(←)は、私は恥ずかしながら今回初体験でした。トコロテンを透明にして、やや腰が強いものといったらいいのでしょうか、それを黒蜜か白蜜にくぐらせていただくものです。くずきり本体には、フグと一緒で、なーんの味もない、と感じましたが、経験者の方、如何でしょうか?
母によれば、初めて食べた下賀茂茶寮の9,000円の料理にデザートとして出た「くずきり」が本物で、こちらはやや不満足であったようでした。ちなみに写真の「くずきり」は1人前800円でした。
最後の夜、予ねて発見していた京都駅前の今回の宿の裏にある旭屋書店に一人で行って、写真(←)の「図鑑 日本のワシタカ類」(文一総合出版、森岡照明・叶内拓哉・川田 隆・山形則男共著)を購入しました。私、大満足。
この図鑑の値段は、恐れ多くて書けません。トホホ・・・
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翌31日に「のぞみ」と「にちりん」を乗り継いで、夕刻延岡に到着。
大急ぎで、2004年の雑煮作りに取り掛かり、別添写真(↑)(お汁を注ぐ前の状態です。)の準備を終えて、紅白を見ました。我が家では、21世紀を迎えてから、つまり私が年末年始の白馬スキー旅行に行かなくなってから、雑煮は、私が作るのが慣例です。母の味を受け継いだ弟の奥さん、ひとみちゃんの味には到底かないませんが、それでも我ながら、結構美味いと思います・・・
2日は、両親の実家に総勢18人が集まり新年会。丁度記念撮影の折りに前を通りかかられた実家の前にお住まいの松崎さん(延岡市東海町出身)にシャッターを押していただきました(写真↓)。
写真中の全員、気のいい人々です。総勢を代表しまして、謹んで皆様に申しあげます。
「今年も、よろしくお願い
いたします。」
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