発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyoyoko@hotmail.com
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

ご意見・感想等は発行人までお願いします。(^_^)  

乱杭178号(2004年2月23日)

◆「ことのは」(5)秋田音頭◆

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 山谷初男さんのCD「koki 山谷初男」のことをこの「乱杭」前号で紹介して、全国にばら撒いたら、読者からお返事をいただきました。

 その中でも特筆すべきは、秋田市教育委員会勤務のNさんからのものでありましょう。

 Nさんによれば「秋田音頭」には、我々が聞き知った正調(?)の他に「地口」と呼ばれる替え歌がたくさんあって(後ほど例示)、どれが本当の正調か分からないくらい・・・、とのこと。

 尚且つ、秋田市教委で彼は今、秋田市内の全小・中学生に秋田音頭を教える仕事もしていて、おとといの土曜日も、女優の佐々木愛さんの講演会を開催し、そこに60人程の小中学生を集めて、秋田音頭を踊ってもらったそうだ。

 Nさん、次はぜひ山谷さんを「秋田音頭講演会」の講師に呼んでくださいよ!。ただし、その後、貴方がどんな処分を受けても、私がそれを請合える(身代わりになれる。)ものでもありませんが・・・

 それでは、お待たせしました、Nさんからご紹介いただいた「山谷系」の秋田音頭の「地口」を次にご紹介します。














  新婚旅行で、行ってきたあねちゃさ、なんとだど聞いてみた。

  真っ赤な顔して、うつむきかげんで、ま、色々あろうな

  土崎港にアメリカ来たたて、さっぱり、おっかねぐね。幾代泰平続けば、

  今日でおおよそ二百年、アメリカ人まで吉原通いで、ホンに泰平じゃ

  天徳寺のお長老さんな、お医者のふりしてやばせで女郎買うてだ

  水晶の数珠に抹香のにおいするお医者を見たこどね

 この「地口」を拝見すると、秋田県民は、我が宮崎県民より数段、否、格段文学的創造力が高いと申し上げざるを得ないだろう。

 さて、おまけです。山谷初男さんのCD「秋田音頭」の読み取りを本格的に始めました。意味の正確なところは不明確ですが、ニュアンスとして感じるのに、次の一節は、どうやら我々地方公務員に向けられた「痛烈な一発」のような気がします。Yさん、如何でしょう?

  あの税 この税 役場の税たちゃ イギツグ暇もネェー、

 在る物 ブチ売って 酒買って 枕でヘコシテ 死ンだ方がィィ・・

 この歌詞に続く「はやし言葉」の意味も、これまた分からん?

  アー、ドンチャカ、足上げた、アー、コリャ、コリャ!

 なんだ、こりゃ? 雪の多い所で足を上げたら、滑って転ぶでしょう?


◆「ことのは」(6)秋田音頭のオマケ(HAPPONN)◆

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 山谷初男さんのCD「koki 山谷初男」の作製元” HAPPON"の大島正光さんからも、次のような返信をいただきました。感謝します。

 佐藤さん、山谷を紹介していただいてありがとう。私の店「HAPPON」はもともと山谷がオーナーをしていました。今は影のオーナー(?)です。今日もこれから用事で会うので、佐藤さんのメールのことを伝えます。本人、大喜びすると思いますよ。もし、何かの機会に東京に来ることがありましたら是非立ち寄ってくださいね。





 大島さん、断りもせずに、いただいたメールを引用してすみません。山谷さんのお人柄が率直に表現されているようで、思わずそのまま引用させていただきました。ミュージシャンを目指して仲間達とバイトをしながら埼玉で暮らしている私の長男に、是非、国立市「HAPPON」行って見る様に伝えます。

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