ことの起こりは、以前「乱杭」でご紹介した、長野吉田高校の吹奏楽班(かの地では、「部」ではなく、「班」と呼称するらしい。)OGのKさんから送っていただいた、同班の定期演奏会の様子を録音した「MD(ミニ・ディスク)」でした。
我が家には、これまで、MDといものの「再生機器」がなく、聴くに聴けない時を過ごしました。
そんな時、乱杭180号(5月5日発行)で、我が母の「早春賦『春は名のみの』歌唱時、転倒、前の入れ歯4本骨折事件」を報じましたら、友人のTさんから、お母さんに差し上げてくださいと「日本の歌」とメモを付したカッセット・テープが届きました。
我が家には、既にカセット・テープの「再生機器」もありません。あるのは、CDコンポだけ・・・
それで、どうしようもなくなり、今般、「カセット・テープ」と「CD」と、「MD」がすべて再生できるミニ・コンポを購入しました。(別添中段写真、参照)
購入に当たっては、色々といわくつきのコンポですが、極めて格安で入手できたと自負いたしております。
それで、このコンポを買って「取扱説明書」を開きましたら、アナログ・オヤジの私は、もうゲンナリです。
その理由を説明するために、以前から使用している「CDコンポ」と今回購入した「多元コンポ」のリーモート・コントローラー(リモコン)を並べて写した写真を添付します。(上段右写真、参照)
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左が従前のCDコンポのリモコンです。ちなみに。このリモコンのボタンの数は「43個」でした。
右は、今回購入した多元コンポのリモコンで、ボタンの数は「64個」です。しかも、その1個のボタンに複数の機能が付加してあります。アナログ・オヤジには、到底、理解不可能な複雑・多機能な機器ですが、何はともあれ、Tさんから「母へ」と頂いたカセットの中の音楽だけは、MDへ収録し、カセット・テープを本来の受け取るべき人、つまり母へ送らねばと、使用マニュアルと首っ引きで、現在勉強中です。Tさん、しばし、ご猶予の程を・・・
DVD、何じゃ、そりゃ?(デジタル・ビデオ・ディスプレイ?)
ところで、このミニ・コンポを購入する際、インターネットなどを使って調べた所によれば、この機能に、更にDVD機能を付加した機種が、今は「売り」=主流で、カセット・デッキなどと言うものは、前時代の異物のごとき取扱であることが分かりました。殆どカセット・デッキの再生機能を持つコンポはないに等しい。
BVDなら知っていますが、DVDって何???
オナラノの連発かいナ? アナログ人間ですまんネ!
音源としてのアナログの在庫を持っているのは、私達が最後の人種でしょうが、捨てるわけにはいかない事情が、それぞれにあるのです。
以来、結局、Tさんから送っていただいたカセット・テープをずっと聴いているアナログ人間の呟きです。MDへの録音は、何時になりますことやら・・・。
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