発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyoyoko@hotmail.com
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

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私的新聞 乱杭196の1号(2004年12月 28日)

◆青の帰省◆

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 長男「青」が大学を卒業する際に、「大学の仲間とバンド活動を続けたい。」と告げられて、当然卒業後は就職するものと思い込んでいた私は愕然とした。彼の将来を案じて「年限を切って挑戦したらどうだ?」とアドバイスして、その年限を彼が25歳になるまでと提案し、彼は仲間二人と埼玉県戸田市で合宿生活を始めた。

 来月10日に彼は25歳になる。




 (後述する旅のつれづれに聞いたところによれば)、彼はその間アルバイト生活の中で、たくさんの「大人」に接し、「仕事の何たるか」を多少なりとも実感し、たくさんの思い出ができて、様々な人の心の機微や教訓、そして人生経験を積んで、今月中旬、長さ50センチメートルを超える肺魚「マサオ君」と90センチメートルの水槽、それにおびただしい段ボール箱を持って延岡へ6年ぶりに帰って来た。

◆雪なき白馬◆

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 その長男に、「白馬へ年末、スキーに行かないか?」と誘ったら「行く。」と食いついてきて、12月22日の夜に夜行列車でこちらを発ち、3泊4日のオヤジと息子の2人旅をして来た。

 とは言え、今年はひどい暖冬で、各紙のスキー場降雪情報はどこもかしこも積雪0センチメートルの滑降不可。
 23日午後2時頃に着いたJR大糸線白馬駅周辺には、雪は一切なく、ならば「飲んどくだけ!」と覚悟を決めた。




 別添上段の何時もスキーをする岩岳スキー場の俯瞰写真(↓)

◆ペンション「馬鈴薯」◆

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 白馬駅に迎えに来てくださった「P馬鈴薯」のご主人鈴木晃さんから、送迎の車の中でいきなり「今日はどうしますか?」と尋ねられた。

 あちらで「どうしますか?」とは、我々にだけ通用する「隠語」で「滑りますか?止めときますか?」と言う意味である。




 聞けば、長野オリンピックのアルペン滑降競技やジャンプ競技等の会場となった八方尾根スキー場の黒菱ゲレンデの下半分と栂池スキー場のハンの木ゲレンデが滑走可能とのこと。
 「止めときますワ・・・」(最初から滑る意欲がないのだから、ここへ何をしに来たか、想像がつくでしょう・・・。)

◆温 泉◆

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 私が始めて馬鈴薯へ伺ったのは、昭和61(1986)年の年末でした。その様子は、当時はまだ手書きだった「乱杭21号」で報告しました。

 その当時は、八方尾根スキー場の下に一ヶ所だけ「白馬の湯」とか言う村営温泉があったと記憶していますが、今や、どこにもかしこにも温泉が出来て、岩岳スキー場周辺だけでも、「岩岳の湯」「倉湯下の湯」、そして今回初めて行った「グリーンなんとかの湯」・・・









 それで、スキーをしに来たはずなのに、スキー場へは行かず、その何とかの湯へ行きました。(←写真) そこは広々としていて最高でした!

 青は100円で5分間の足つぼマッサージが気に入った様子でした。

 その夜温、泉から帰って、息子はひたすら眠りこけていて、うらやましく思いました。鈴木さんも(と思う。違っていたら失礼しました。)、私も眠られず、夜更けまで、色んな話をしました。ヨッパライに付き合ってくださった鈴木さん、ありがとうございました。

 翌朝早く目が覚めて、「P馬鈴薯」のある「どんぐり村」を散策しました。途中、九州にはいない「アカゲラ」(九州にいるのは、胸に黒い斑点がある「オオアカゲラ」)を見ましたが、写真を撮ろうとして構えたら飛び去りました。他に、シジュカラ・ヒガラの混群とエナガの群れをみました。

 

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