発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyoyoko@hotmail.com
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

ご意見・感想等は発行人までお願いします。(^_^)  

私的新聞 乱杭199号(2005年5月28日)

◆もうすぐ発刊、20周年◆

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 32歳の年の6月に、オッチョコチョイの私は、当時宮崎市の両親の実家の東隣に住んでいらした猪崎隆さんの巧みな扇動にまんまと乗せられて個人新聞を発行し始めました。

 最初は「下作な話」、数号して今の「乱杭」に紙名を改め、20年間であと1号発行するとちょうど200号を迎えます。1年間で10号のペースですナ。
 まあ、良く続いたものだと思いつつ、まず、こんな面白いことを薦めていただいた猪崎さんに感謝します。

 そして、この20年間、失礼な表現も多々あったことと自戒しますが、それを笑って許してくださり、長くお付き合いいただいた読者の皆さんに、心から感謝します。

遊びせむとや生まれけむ

 この個人紙の発行は、純然たる「遊び」です。ところが、読者の中には、これを私の「人生哲学の発露、価値観の表明」と誤って受け取られて、直球のお返事をいただいた方が数人いらっしゃいました。








 そのような方は、日ならずして「乱杭」の読者名簿からご退席をいただきました。お許し下さい。
 これは「遊び」なのです。

 1990年(平成2年)8月25日発行の「乱杭No.58」には、大好きだった作家であり釣り人でもあった開高健が亡くなったことを記載しています。
 その中に、開高がよく引用した後白河法皇が編んだ歌謡集「梁塵秘抄」の一節、「遊びせむとや生まれけむ、たわむれせむとや生まれけむ、遊びする子の声聞けば、わが身さえこそゆるがるれ。」を紹介しています。
 いったい、私達は何のためにこの世に生を受けたのでしょう。私の至らない人生観によれは、正に「遊びせむとや生まれけむ・・・」なのです。「あっという間に消えていく命ならば、徹底的にこの世で出会えた皆さんと仲良く遊んでやろう!」、そんな感じです。その一環がこの「乱杭」なのでした。

◆次女、結納◆

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Here's a cool technique!

 5月15日、宮崎観光ホテルのお席を拝借して、次女典子の結納を済ませました。(←写真)

 この「乱杭」を発刊した当時、彼女は小学校3年生で、第3号に鉛筆書きの「アカハラ」の挿絵を描いてくれました。

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  明後日(5月30日)、市長に随行して国土交通省九州地方整備局へ行く用事があり、前夜の29日の夜に、博多に住んでいる彼女と彼にお食事でも・・・、とお誘いしたら、彼はどうやら当日「サーフィン」をしに宮崎に来ていて、夜遅くでなければ博多に帰らない様子でした。
 私は、彼のことを「好ましい男である。」と感じます。
 遊びの楽しさを知らない人、遊び心の無い人なんて、付き合う価値が(少なくとも私は、)余り無いと思う。
 次女よ、彼の遊びの中で貴女が興味を覚えるものに少しずつ溶け込みなさい。もしそのようなものが無ければ、貴女の遊びの中のひとつに、猪崎さんが私を溶け込ませたように、彼を誘導しなさい。
 なにかひとつ、夫婦共通の楽しみがあったら、人生は、更に楽しいでしょう。
 今の我々夫婦で言えば、「熱帯魚」かな?
 ちなみに、長女の旦那様は、開高や私と同じ趣味でいらっしゃる。ありがたや・・・









オーバー

 開高の著書の中でも、一際(ひときわ)好きな書物の南米釣り紀行「オーパー」(集英社文庫122)の237ページに、中国の古諺(「こげん」、古いことわざ)、から引いたとして、次の言葉が記載してあります。

 1時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。

 2日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。

 8日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。

 永遠に幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。

 この2月からせっせと芝生の庭造りに励んで、毎朝、毎夕、作業が終わった後、朝は挽きたてのコーヒー、夕方は「偽」ビールを飲みながら呆然と芝生の庭を眺めて幸せを感じて過ごす私は3行目と4行目の間に、1年間、幸せになりたかったら庭に芝生を植えなさい。 と挿入したい。

◆2005GGN◆

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Here's a cool technique! 5月21日、延岡市で行われる大イベントのひとつ、一日中延々とランナーが3000メートルや5000メートル競走に挑む「ゴールデンゲームズ・inのべおか」が開催された。
 コニカミノルタの松宮君が5000メートル競走で、それまでの大会記録を更新する13分29秒50で走り、東海大学の佐藤君がジュニアー日本新記録を樹立したり、久しぶりに盛り上がった大会になった。それはそれで、大いに結構。

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 ですが、↑写真をご覧下さい。
私の「芝生の庭」造りの先生の一人である西階陸上競技場のグラウンド・キーパーのFさんが、この日のために知り合いのゴルフ場からパッティング・グリーンの芝生カット用の芝刈り機を借りてこられて「GGN」とフィールドに芝生文字を刻んでいらした。
 その見事さに、正面スタンド上段のアナウンス席から思わず写真を撮ってしまった。




  大会の前日、放送設備の点検とアナウンス室のセッティングを済ませた後、Fさんから、更に芝生の育て方についてご教示いただいた。

 当然ではあろうが、芝生やその生育を妨げる雑草の種類と対処法など、詳しく教えていただいて、植物学の「芝生」の分野でFさんは、博士号が取れるのではなかろうかと思える博識に感動した。

◆台灣野鳥地圖◆

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 三重県在住で古い友人のHさんから「台灣野鳥地圖」(←写真)が中国茶と一緒に届いた。
 この図鑑は、台湾の何処へ行ったらどんな野鳥が見られますと紹介した図鑑で、珍しい構成になっている。







 さて、南米とアフリカの野鳥図鑑が、依然として欠落しているのだけれども、このHさんのお嬢ちゃんが南米に行きたいと仰っているらしく、その際にはなんとかお願いして、欠落地域をひとつなくしたいものだと願っている。

 図鑑の横に2枚ある羽は、持ち主不明の大型猛禽類の風切り羽です。

 最後に

  先ほど紹介した「オーパー」の220ページに、開高は聖ベルナールの言葉を引用しています。

 生まれるのは、偶然

 生きるのは、苦痛

 死ぬのは、厄介 

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