青艸(佐藤理洋)の
身勝手「野鳥歳時記」

発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
住所:
北緯32度32分29秒 東経131度40分39秒
e-mail:
riyoyoko@hotmail.com
創刊:2000年11月創刊

ご意見・感想等は発行人までお願いします。(^_^)  

青艸(佐藤理洋)の身勝手 野鳥歳時記(57)(2005年10月8日)

◆スゲーッ◆

 歳時記の今号には、「今年は、台風14号後の秋の長雨が続いて、サシバの渡りにとっては、先週(10月3〜8)は散々な週だったようだ。」
 と書こうと思っていた。
 ところが一転、昨日(7日)は、天気予報が珍しく外れて、雲間に青空が覗くマアマアのお天気となった。
 正午前、受動喫煙を防止するために職場に設けられ「指定喫煙所」で煙草を吸いながら空を見上げていたら、延岡市役所や警察署がある

 川中(中州)の下流のはずれ辺りから、10羽のサシバが沸きがって、南西方向へ飛び去った。

 午後3時の休息時間には、庁舎の屋上へ登ってみた。先ほどの川中より西の岡富町上空から北郷村の方向を目指して、20羽の群れが飛び去った。都合30羽のサシバを見た時間は、この日の日出から日没までの時間からすれば、ほんの一瞬であろう。








 南を目指して、日本各地を飛び立ったサシバ等が、秋の長雨で各地に足止めされ、ようやく日がさしたこの日に、大挙して南下したものと思われた。「今日は、ミヤコンジョウ(都城)でも飛んだだろう」、と思った。そして、私の推測は、次のとおり実証された。

 長年、都城市金御岳で、サシバの渡りを観察されている中原聡さんから毎日届くサシバの渡り観察記録の最新累計表は、次のとおりです。

 10月7日(金)のカウント数(5160羽)をご覧あれ。私はこれまで、1日あたりで、延岡の周辺で、2000羽を超すカウントをしたことがありません。スゲーッ!


◆突然「野鳥の会の会員」になる◆

0

 明日(10月9日)は、私も、突然、日本野鳥の会宮崎県支部会員という大仰な身分に立ち戻って、朝から、北浦町直海集落先の横島展望台で、終日サシバ観察三昧をしようと思います。


  従って、10月4日付け地元夕刊紙「夕刊デイリー」3面の「東西なんぼく」欄にあった「日本野鳥の会の佐藤理洋さん」の記述は、正しくは、「日本野鳥の会宮崎県支部会員の佐藤理洋さん」の誤りです。執筆者になり代わりまして、訂正します。

日時
時間
天気
サシバ
累計
9/14
9:30〜13:00
3
3
9/15
8:30〜10:00
晴>曇
0
3
9/16
8:00〜10:20
0
3
9/17
8:00〜12:00
1
4
9/18
8:20〜11:30
晴>曇
0
4
9/19
7:45〜12:00
1
5
9/20
7:45〜12:00
12
17
9/21
7:45〜12:00
0
17
9/22
8:25〜11:30
0
17
9/23
8:30〜12:00
16
33
9/24
7:45〜12:00
4
37
9/25
7:30〜14:00
313
350
9/26
7:45〜14:00
曇>晴
226
576
9/27
7:00〜15:00
快>晴/曇
113
689
9/28
7:00〜15:00
晴>曇
383
1,072
9/29
7:50〜11:00
曇/雨
16
1,088
9/30
7:30〜10:00
曇/雨/晴
4
1,092
10/1
7:00〜15:00
快/曇/晴
434
1,526
10/2
7:00〜15:00
曇/晴/雨
263
1,789
10/3
8:00〜11:00
曇/雨/晴
9
1,798
10/4
8:00〜12:45
晴/曇/雨
359
2,157
10/5
7:50〜12:25
曇/晴/雨
185
2,342
10/6
8:00〜12:00
曇(ガス)
0
2,342
10/7
6:15〜15:00
快>晴/雨
5,160
7,502
10/8
7:00〜14:00
曇/雨
13
7,515

◆川嶋あい◆

0

 昨年の11月頃から、奥さんの部屋のミニ・コンポから、ソプラノで透明感に溢れた若い女性歌手の歌声が繰り返し聞こえてきた。

 日ならずして、その歌手は「川嶋あい」という人だと、奥さんから聞かされた。

 今年の春先には、「ちょっと宮崎へ行ってくるから・・・」と言って奥さんが家を留守にしたのだけれども、後で聞いたら、地元のFMラジオ局のライブ放送に、その「川嶋あい」がやって来たのを逃さず放送局へ駆けつけてカブリツキで彼女の歌を聴いたのだそうだ。

 今年の夏に「これ、読んでみて。」と奥さんから本を渡された。

 しばらく、そのままほうっておいて、奥さんと二人で宮崎に住んでいる長女宅を訪れた際に、奥さんが運転する車の中で、一気に読んだ。

 その本は、「最後の言葉」川嶋あい著、ごまブックス発行。

 川嶋あい、という若い歌手の、まるでフィクションのような彼女の19年間の人生の実話を一気に読んだ。











 その本を車の中で読みながら、涙がボロボロ流れて、度々、紙面の活字がかすんで読めないほどだった。

 それほど凄まじい人生だ。結局、彼女のお父さんは、今でも、何処の誰か分からないらしい・・・。

 彼女を産んですぐに亡くなった実のお母さんにも会ったことがない。

 デビュー後に、ようやく、その実のお母さんの友人だったという人とめぐり合って、その人となりを聞いた、と彼女は書中で書いている。

 それはよし。凄まじくも感動的なのは、彼女を養護施設から引き取って育てた養夫婦の思い出の記述である。

 そして、渋谷の路上での、なんと1000回の野外ライブの完遂・・。

 「ここでライブをしちゃだめ!」と、いちいちケチをつけていたお巡りさんが、彼女の渋谷公会堂でのコンサートを聴きに行って、「役目柄どうしようもなかった、すまんかった。」とメッセージを寄せていらしたのには、同じ税で生活をさせていただく者として、ほとほと感じ入った。

 このように率直に話せる公務員にならなければ・・・、と思います。その生活も後8年しかないけれども、なれるかな?努力します。


◆今日は、ビールが美味い!◆

0

 バブル経済まっさかりの12〜3年ほど前に、ゴルフに凝りました。

 無茶苦茶な練習で、肋骨を5本骨折した話を「乱杭」に書きましたが、古い読者は、ご記憶でしょうか?

 その際は、間もなく子ども達が大学へ進学し、〇が続かず、ゴルフの続行を断念しました。

 その時のベスト・スコアは「100」です。

 このパットが入れば99、と言う時のパットを忘れることができません。グリーンの向こう側に、当時の上司だったT氏がいらして、99打 目のパットがカップをコロリと舐めて、結局、合計100でしたが、そ の時、T氏がくすっと笑われました。

 これが当時の挫折の始まりで、以来、フッつりとゴルフを止めていました。

 以来、ゴルフへの情熱が冷めて、そして苦節12〜3年・・・なんと大仰な・・・(笑)








 それから、100と言う数字は、私にとっては、挑戦すべき「大命題」でしたし、もうずっと、我が人生で超えることのできないであろう 「壁」のように感じていました。

 それで、つまり、今日、別添スコアカードのように100を切ることが出来ました。苦節10数年以上・・・。(別添写真「スコア・カード」参照。)

 今日は、幸せな1日で、宮崎から帰宅後のビールの美味さたるや、筆舌に尽くし難し!てな気分です。一緒にプレーしていただいた叔父、叔母に感謝します。

 

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