身勝手「野鳥歳時記」 |
発 行:ひょうすぼ社 |
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青艸(佐藤理洋)の身勝手 野鳥歳時記(61)(2005年10月30日)
(寒地性)冬芝(アニュアルライグラス「フェアウェイ」)の種を撒いてから丁度1週間目の今日、いつものように朝起きてボンヤリ、コーヒーを飲みなら庭を眺めいたら、なにやら庭の表面にもやもやとしたものがある。 よくよく見れば、芝生の芽だ。(写真二枚↓→) 昨日の夕方に見た時はなかったので、種を購入した雪印種苗の説明書どおり、ちょうど1週間で発芽したことになる。 以前、晩秋に宮崎市で開催されるダンロップ・フェニックス・トーナメントのために雪印の種を購入したその会場のフェニックス・カントリークラブで、その種が発芽しないという事故があり、
大騒動になったことがあったと関係者から伺ったことがあるが、我が家の庭では、そのような事故は起こらずにすんだ。ちなみに、種の採取地はオーストラリアと書いてあった。 それはそれとして、インターネットで芝生の種を注文して自宅へ送ってもらい、玄関先で宅急便屋さんにお金を払って購入するというスタイルは、凄いと思う。このシステムが広く普及すれば(もう、殆ど普及しているか?)、卸屋さんや種苗販売店はいらなくなるではないか・・。 かつて、卸屋を通さず中抜きで価格削減を図って「流通の革命児」と言われたダイエーが倒産寸前になるわけだ・・・。 0 10月22日、我が家の庭の冬のお友達、ジョウビタキがやって来た。だけれど雌だった。上記連載「芝生の庭」の初期号に登場する、庭の改造工事中、私が庭の土を穿(ほじく)り返していた時に、手を伸ばせば触れられそうな所まで近寄って来て土中の虫をついばんでいたジョウ君は、どうしたのだろう? 数日後、雄のジョウビタキが来るようになった。彼こそ、ジョウ君に違いない。何の証拠もない。だけれども、そう思いたいではありませんか。「よく、元気帰ってきたね、ジョウ君。すまんけど、ネコがまだおるよ。気をつけてね。」と言いたくなるではありませんか。
今日の延岡市の日の出は、6時29分だったが、まだ庭は薄暗い6時10分には庭の洗濯竿に止まって庭を見下ろしていた。 そして、日出の頃、お隣のAさんの餌場に集まったスズメが、一斉に逃げた。 私には、それが何かを断定できるほどの野鳥の識別能力はないが、ツミより大きくハヤブサより小さい。その鷹が、お隣の餌場に集まったスズメを狙って突撃してきて、失敗・・・。二転、三転。JRの線路の上の架線に一瞬だけ止まって、私と視線が合ったとたん、西へ飛び去った。 0 我が家の奥さんには、ぞっこん惚れ込んだタレントさんの顔の絵を描く癖がある。古くは「吉永早百合」とか・・・。 だから、かつて「乱杭」に書いたことがあるけれども、美術大学へ進学したいと思っていた私は、彼女の絵を見て、美大への進学をよしてよかったと思う。彼女には勝てません・・。 写真(↓)は、その奥さんが描いた「川嶋あい」だ。 この子の歌には、何かがある。50歳を過ぎたおじさんの琴線にも触れる何かがあると思う。だから、奥さんに「今度、川嶋のコンサートに行く時は、俺にも声をかけてね!」とお願いをしてある。
ところで今週末、川嶋が育った博多で、我が家にとっては凄いイベントがある。次女典子ちゃんの結婚式だ! 先日、「婚姻届のためにいりますから戸籍謄本を送ってください。」と彼女から依頼のメールがあって、「あー、典子もお嫁さんに行くんだな。」と実感した。 産みの親が誰なのか知らなかった川嶋あいは、私が最も好きな彼女の曲「ありがとう」の中で、彼女の育ての親であるお母さんへの感謝の思いのたけを切々と歌っている。 典子ちゃんは、うちの奥さんへの思いを結婚式で、どのように表現するのだろう。30年間、長いようで、あっと言う間だったな・・・。まだ典子ちゃんが言葉もままならなかった頃、絵本を1ページずつめくって、奥さんに「読んで、読んで。」とせがみ、そのページに見入っていた貴女の姿が、妙に印象深く思い出されます。 そして中学3年生のあの夏の日、全日本中学陸上の100mハードル競走で、宮崎県運動公園陸上競技場の、あの直線トラックを駆け抜けた貴女の姿を、私は、一生、心の中のアルバムに留めています。 若し、披露宴で奥さんに「川嶋あいと、今日結婚されたお嬢さんと、どちらがご心配ですか?」と司会者が聞いたとしたら、奥さんはどっちと言うか分からないよ? そんな危うい印象が川嶋にはある。そして、そんな危うさが貴方達にはない。きっと幸せになってくれるだろう、という安心感がある。 でも、結婚生活って、そんなに甘くはないから、許せない時は、徹底的に小津さんに貴女の思いのたけを話して、それでも分ってもらえないなら、「さっさと、別れなさい!」なんて言っていいのかな? 兎に角、お幸せに!私たちは、あなた方の幸せを心から望んでいます。いいペアーだと思うよ!
聞くところでは、奥さんは油絵の勉強をしたことはない、とのことなのだが、これが上手いのだ。
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