青艸(佐藤理洋)の
身勝手「野鳥歳時記」

発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
住所:
北緯32度32分29秒 東経131度40分39秒
e-mail:
riyoyoko@hotmail.com
創刊:2000年11月創刊

ご意見・感想等は発行人までお願いします。(^_^)  

青艸(佐藤理洋)の身勝手 野鳥歳時記(66)(2005年12月30日)

◆2005年を振り返って◆

歳時記読者の皆様には、お元気で歳末をお過ごしのことと拝察いたします。
こちらも、なんとか元気で年の瀬を迎えられそうです。

今年、最後の歳時記をお送りします。


義父死去

 「教えるとは、未来を語ること。学ぶとは、誠実を胸に刻むこと。」フランスの哲学者、ルイ・アラゴンの言葉です。

 この言葉が書かれているアラゴンの著書「レ・コミュニスト」を義父の書斎の書棚で見つけたのは、結婚して初めて岡山の妻の実家に帰省した時ではなかったか、と思います。




 昨年末、12月30日にその義父が亡くなり、慌しく31日に葬儀が執り行われ、その夜、形見にいただこうと義父の書斎へ入って、壁中を埋め尽くした膨大な蔵書の量に呆然として、その本の捜索を断念しました。

 今月18日に行われた一周忌の法要の折に、義父の従兄弟さん方など、義父を良く知る方々が、「市治さんは、勉強家で・・・」と口々に仰っていましたが、むべなるかなと思われます。


◆新しい職場へ◆

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 今年の4月に新しい職場へ異動しました。 私は、31年間地方公務員をやっていますが、就職する際には、思いもしていなかったことがあります。それは、「人事異動。」

 自分は、どんな仕事をして来たのかを振り返ってみますと、

 保険年金課(4年)

 教育委員会体育保健課(7年)

 商工観光課(8年)

 工業振興課(6年)

 土地開発公社(2年)

 高速道対策課(3年)

 土木課(続行中)

 今年の4月、新しい部署へ異動しました。

 30年前、延岡市の採用試験の面接の際に「彼方は、延岡市の職員になったら、どんな仕事がしたいですか?」と面接官から尋ねられて、「市民生活に直接かかわりのある仕事がしたいと思います。」と答えた記憶があります。

 さて、私の経歴は、そのようになっているのでしょうか?
 その答えは別として、最初の職場で国民年金の加入促進にきりきり舞いし、次では、所謂社会体育、スポーツ振興の仕事をさせていただきました。












 その次の職場では、商店街の振興、その次は、企業誘致や地場工業の振興。

 そしてその後、公共事業のための用地交渉、高速道路の早期完成を図る仕事、更に今年の4月からは、国・県の公共事業と市の公共事業との調整などをさせていただいています。

 同僚職員の中には、延々と福祉畑とか、ずっと土木・建設畑と言う人もいますが、私の場合は、まったくバラエティーに富んだ仕事をさせていただいていると思います。

 さわさりながら、市長に聴こえないように小さな声で言いますが、異動する身にもなってください。
 私の異動歴をご覧頂くとお分かりのように、我々の異動は、ある日突然、お魚屋さんが野菜屋さんに仕事換えをするといったもの以上のものがありまして、これはこれで、苦労があります。

 昨今、新卒の方々には、地方公務員人気だそうです。

 先ほど書いたように、八百屋さんが、魚屋さんに一日にして商売替え、のような中、辞令をもらったら、何屋さんでもやりぬく気概(私は、「何でもどんと来い!」とやけくそで申しております。)が、なければ、やっておれません。

 私の公務員生活も残り僅かとなりましたので、この31年間を振り返り、あえて申しあげました。


◆次女結婚◆

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 長女の時もそうでしたが、娘の結婚は、こちらとすれば受動的な役回りで、娘本人が強く希望しているのであれば、親として異存もなく、婿殿の親御さんから、「お嬢さんを息子の嫁に下さい。」とのご口上をお受けするばかりであります。

 そのような段取りを経て、次女は嫁に行きました。結納の際に、義母さんが「本当に(うちの息子で)いいのですか?」と仰っしゃいました。これはしたり、「本当に(うちの娘で)いいのですか?」と申しあげたい。先般、披露宴のVTRを見ました。

 披露宴の最後に、私が新郎を抱き寄せ、妻に渡された花束を奪取して、それを抱き、新郎の手を握って、一緒にバンザイをしていました。
 少々はしゃぎすぎたかな?と思っていたら、式後の二次会で、「あの場面が良かった。」と新郎新婦の友人等からお話があったとのことですのすので、悪いことでもありますまい。






 

 「このやんちゃな娘をよろしくネ、貴方が娘と結婚してくれて、私は本当に嬉しい。」という気持ちを精一杯表現したのです。

 智一(=婿殿)さん、実はこの結婚を一番喜んでいるのは、私ではなかろうかと思っています。

次女は、気が強そうで、その実、枯れ枝のような繊細な情感を併せ持つ子です。どうか、クションラバーのような、クラゲのような柔軟なスタンスで、彼女と接してください。
 そうすると、彼女の情けの深い、味わいのある良さが分かっていただけると思います。根本的には、本当にいいやつです。娘をよろしく!

そんなこんなで

 そんなこんなで、平成17年も、あと1日となりました。

 ご厚誼をいただきました皆様、なつかしい友人達、子ども達、従兄弟達、親戚の皆さん、良いお年をお迎えください。

 

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