発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyo@ma.wainet.ne.jp
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

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No.104 乱杭(2000年12月10日)

 

子猫物語

 新しく我が家の家族となった子猫「モモ」は、至って元気です。元気というより、傍若無人といったほうが正確かもしれない。 暮らしぶりの変化を思い出して辿ってみても、なかなかの人物、じゃなくて猫物とお見受けする。
 初日、二日は、至って殊勝でどこか隅っこに隠れよう隠れようとしていた。最初の夜に姿が見えななって、神隠しにあったようにどこを探してもいない。
 先住の2匹に恐れをなして逃げ出したんだろうかと心配していたら、不意に炬燵の側に現れた。ちょいとあやして歩いていく先をなんとなく眺めていたら、骨董品の大きな肘掛け椅子の下で急に姿が見えなくなった。

 

「アレレ???」と思って椅子の下を覗くと裏側に開いた穴から座椅子部分に潜り込んでいて、これでは見つからないわけだ。  それでも、数日経つと積極的に先住者に接近して行くようになり、今度は先住者が大変。牙をむき毛を逆立てて威嚇するは、発情期のような声で鳴いて追い払おうとするは、一番古くからいるチビちゃん(♀)に至っては、ほとんど家の中に寄り付かなくなり、大変な騒動だ。

 2番目の古株チビスケ(♂)は、ここ数日でかなり慣れて、先住者としての威厳を取り戻し、チョロチョロ付きまとわれるとパンチを繰り出して追い払えるようになったが、先の最古株は、子猫に追われて家の中を逃げ回っている。





 2週間前に、モモをお庭デビューをさせたが、眺めているだけで楽しい。飛んでいるハエに飛びつき、風にゆれる草の葉を押さえ込んで噛みつき、花の株をジャンプで飛び越え、植え込みの間を凄まじい勢いで走り抜け、まったく飽きない。

 ところで、これら3匹の猫を従えるボス猫、じゃなくて我が奥様は、従者が1匹増えて一段と貫禄がつかれた。とにかく生き物を手なずけて自然と配下におさめる技はすばらしい。


取り敢えず無 題

 秋から、サシバの九州着岸点探しで、大分・宮崎の県境の海岸をさまよった。とうとう見つけることはできなかったが、今は、同じ所でミズイカ(アオリイカ)が釣れないかと、ほっつき歩いているが潮通しのよい鶴見崎と比べると随分少ないようだ。
 かわりに、このあたりは海が迫った山深い地域でもあるため、色々な動物に出会うことができた。




Here's a cool technique!  まず、お猿さん。これは2回見た。それに狸。姿は1回。光る目玉を数回。
 先日の夜は、ついに大分県境から県内に戻って最初の集落となる直海の外れで、山道の上をフクロウが飛んだ。
 止まったあたりに車をとめて、例の手笛で呼んでみたが見向きもされなかった。

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