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発 行:ひょうすぼ社 |
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前号?108に延岡城址遺構の発掘現場から出てきた乱杭のことをご紹介したら、その発掘現場の指揮を執っている延岡市教委文化課の尾方(緒方は誤りでした。訂正します。)農一(あついち)君から、次のようなメールが届いた。 『あの乱杭は、杭間に細い竹が渡してありました。堀の機能を考えると、水位の調整、または、浄水作用等が考えられます。』 同君の解説で徐々に、乱杭の本来の設置の意味が判ってきたように思えます。もっと色々な用途だったのかもしれません。考古学の楽しみとは、この辺りにもあるんのですね・・・。 餅餅餅餅餅餅餅 餅餅餅餅餅餅餅 餅餅餅餅餅餅餅
[結論] 以上、雑煮・お餅(お正月食べ物)特集はこれで終わります。ゲップ!!!
No.109 乱杭(2001年2月1日)
延岡市中央通の山下紀子さんちの「砂糖醤油」に端を発して、引き続き全国区で
「我が屋のお餅の食べ方」が届いたため、しつこいようですが、
折角ですから今号までご紹介します。
延岡市天下町出身の廣瀬勝久君
我が実家(廣瀬巖家)でも、もちは、砂糖醤油につけると言うのが、オーソドックスな食い方でした。時には、ごま醤油につけることもあったのですが…
岐阜県大垣市の香田明彦君
岐阜の方では(と言うよりも我が家での慣習かも?)やはり「砂糖醤油チョコチョコ付け法」により食しております。
ところで、お餅の切り方ですが、九州の方ではどうなんですか?
岐阜の方では、7〜8cmくらいの正方形に切って食してますが、確か、関西ではすべて鏡餅のような丸形のお餅ですよね。
山口県出身の深海達也君
餅と言えば,山口では,もっぱら「だいがら」という馬の顔みたいな道具で餅をついていたことを思い出します。宮崎の人に「山口では足でもとをつくんじゃあ。」というと,みんなびっくりします。が,形を説明すると,こちらでも穀物を粉にするときに,小型のだいがらを使うことを思い出して,納得してくれます。
もう一つ,旧正月の「かき餅」づくりを思い出します。餅を入れる箱全体に,ついた餅を広げていきます。餅の中に,青のりや,黒大豆,切りこんぶ,黒ごま等を入れて数日乾かし,わらを切るような大きなカッター?(名前不明)で薄く切っていき,わら数本に数珠のように結びつけて,また数日干します。それを焼いて食べたり,ご飯の上に塩と一緒に置いて,お茶をかけて食べたり・・・。
延岡市北小路にお住まいの大村明さんも、皿に盛った砂糖に少しだけ醤油をタラーリッと掛け、それをつけてお餅を食べると仰っていました。このように見てくると、山下紀子さんのご心配は無用だったようで、砂糖醤油は、従って極々普通の食べ方ではないかと思われます。