発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyo@ma.wainet.ne.jp
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

ご意見・感想等は発行人までお願いします。(^_^)  

No.110 乱杭(2001年2月11日)

 宮崎県北部地域では、四大全国紙や他の地方紙を凌ぐ購読者数を誇る新聞「夕刊デイリー」の1面左下に、毎日「牧水のうた」と題されたコラムが掲載されている。一体、何時から開始されているのか、通しの連載番号がないため解らないが、長く続いているコラムである。

過ぎる1月30日の同コラムには、つぎの牧水の歌が紹介されていた。「松葉かくおともこそすれみそさざいあをじあとりの啼ける向こうは」

 思い上がりかも知れないが、ひょっとしたら、愛鳥家と主に自然のソコハカを題材として歌に詠む歌人など風雅の人以外には、何のことやら訳が分からない歌では、と思いつつ読んだ。

この乱杭の編集に使っているワープロのソフトウェアーで、マイクロ・ソフト社製のワード2000は親切(お節介?)設計になっており、おかしな方言や助詞、助動詞等には、赤色の波下線を勝手に引いてくれるのだが、先の歌の「みそさざいあをじあ」に波赤下線が引いてあって、笑ってしまう。

 余談になった。この歌には、次のような文章も付され、当コラムの筆者の造詣の深さが窺える。

「大正13年の冬、沼津市の海岸・千本松原を歩いての詠草。(略)千本松原の鳥について『澤山の小鳥の啼聲こそは、千本浜公園に更に五十の池が掘られ、百の噴水塔が立てられ、一万・二万の電球が吊り下げられるよりも有難い、天與のたまものであらうと思うのだ』(『千本松原』大正15年8月)」
 このように、当コラムからは、「わが母校(延岡高校)の先輩には、こんな歌もあったのか。」と教わることが多々あり、毎日、興味深く読ませていただいているが、同紙の佐藤隆一編集次長によれば、筆者は同紙OBの秋山栄雄(しげお)さんである由。






何時までもお元気で、我々の知らない牧水の歌を紹介していただきたいと願っている。
 これまた余談ながら、『延岡市の保育50年誌』(だったかな?)に、昭和32年度(1957年)の自分の保育所生活を綴った「塀の中の懲りない1年」と題した文章に登場し、私が手に噛み付いた「秋山先生」(秋山保子先生、当時延岡市立東海保育所主任)は、秋山栄雄さんの奥様である。恥ずかしや・・。


◆今年1回きりのスキー◆

 昨年か、一昨年に白馬にスキーに行った際に、大学時代のサークルの先輩で、かつ私のスキーの先生でもある奈良の西岡秀起さんが、「リヨー、お前、自分のスキーに限界を感じているだろう!」と仰った。

御意!もう、アキマヘン。これ以上、上達しまへん。「スキーの楽しさは、行く度に自分の進歩を実感できる点にある。」と随分昔にこの「乱杭」に書いたけれど、近頃は、トント、アキマヘン!

 正にその証拠が、右の写真であろう。場所は、日本最南端の天然スキー場「五ヶ瀬ハイランド・スキー場」の上級者(?)コース「ダイナミック・コース」。

 我が遊び友達、S君の運転する車で出かけた先日の情景である。とりあえず、スキーの基礎「外向・外傾」の姿勢は、できているが、正にへっぴり腰。おまけに、左足のスキー板は、どこへ行くの?

 これはやはり、滑っていると言うよりは、「ズベっている。」と評した方が正しい絵でありましょう。

 この写真をメールに貼り付けて、N.Y州北部に住むM.ケインに送ったら次の返事が届いた。











Riyo
Is it true that you can ski in Miyazaki prefecture? How far is it from Nobeoka?  How long does it take to drive there?
Mike

彼が延岡市に滞在した30年前には、五ヶ瀬町のスキー場構想すら無かった。

宮崎県のホームページ<http://www.pref.miyazaki.jp/>の観光地(Tourist Sites Area)から「Gokase Highland Ski Slope」を選んで見てくれるよう、返事を送っておいた。

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