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発 行:ひょうすぼ社 |
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左の写真は、昔懐かしい一人用火鉢(俗に「手あぶり」)。昨年の夏、弟から貰ったメダカが卵を産み、孵った稚魚を育てるために古道具屋さんで買ったもの。最初は、とにかくメダカの稚魚を飼うために適当な入れ物はないかと物色して求めたため、本来の用途が何であったのか気にも止めなかったのであるが、ある雑誌の「炭」の効用の特集を思い出して改めてそのページを開いてみたら、けっこういいお値段が付いた、似たような一人用火鉢の写真が掲載されていた。メダカの稚魚は殆ど死んでしまったが、親も含めて生き残りが30匹以上いて、とある工事現場にころがっていた手水鉢(ちょうずばち、写真下)を持ち主から霧島2升で譲り受け、メダカたちは現在そこで暮らしている。 この手水鉢には副産物があって、写真のように庭にやってくるメジロの水飲み場になり、先日はその水にダイビングして水浴びまでやっていた。当然、我が家の「害獣」3匹猫軍団が狙いますわな。このため、できるだけ被害者を出さないよう、先の日曜日に、奥さんの目を盗んで藤棚の藤の枝を刈り込むふりをして、手水鉢の周囲の草花を切って見通しをよくした。 また、上の手あぶりには、綾町在住の本城 武さんが、わざわざ麦わらを燃して作ってくださった灰を入れ、これまた本城さんお手製の「竹炭」をくべて、火の気のないパソコン室の私の足元で活躍中である。次は、金網を買ってきて餅を焼いてみようと思っている。 平成6年5月から、最初はグゥ!じゃなくて、連載スタートの頃は毎週土曜日に、そして第81回からは月に1回、夕刊デイリー新聞紙上に連載されている「文学散歩」が、郷土の出版社である鉱脈社から「みやざき文庫3『文学に描かれた宮崎』(1,800円)」として出版された。 筆者は、この乱杭(No.95他)にも「延岡第九メドフォード公演」同行取材(第九を歌えなかった合唱団員)の模様を紹介した、同紙編集次長の佐藤隆一さん。
本の内容などは、夕刊デイリー新聞社、鉱脈社連名の「出版あいさつ」を別に添付しますので、そちらをご覧ください。
No.111 乱杭(2001年2月20日)
県内の書店か電話0982-34-5000(同新聞社)でお求めになれます。ご本人によれば、ある講演会で講師をなっさて、本書出版のことも触れられたところ、出席者に飛ぶように売れて、おまけに自著に「サイン」まで求められる、産まれて初めての体験をした、とのことでした。私も別の機会にちゃっかりご本にサインをいただきました。