ついに我が家にも水洗トイレが設置された。(なぜ受動体か?工事費用は、奥さんが出したから。)しかも、TOTOのウォシュレットという文明の利器まで併設された。(これが、いいんダワ・・・。)
読者は、片手で握って、親指で着火できるジッポー・ライターの誕生の謂れをご存知だろうか?第1次世界大戦に参戦して片方の腕を失った兵士のニーズに応えて誕生した、と前の職場で「福祉機器開発」の研究会を担当していた折、何かの資料で読んだ。これまた不確かな記憶だが、TOTOのウォシュレットも、同様な上肢障害者のニーズに応えて開発された、という資料を読んだ記憶がある。ところが、いざ発売してみると、肛門括約筋の辺りに、深刻な皮膚細胞疾患を持つ人々から絶大な支持があり、一躍同社の大ヒット商品になったと聞いている。今や、ウォシュレットは、欧米(かの国の人々は、肉食であるが故に、直腸の宿便が運命付けられていて、上記の皮膚細胞疾患の罹患者が多いと考えられるため。)市場を睨む同社の世界戦略商品になったと言われている。
ご多分に漏れず、青草もその皮膚細胞疾患を抱えており、なんともこれが、その疾患によろしいのだ。
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さて、トイレの改装中、1・2のトラブルがあった。その1は、旧来の便所を取り壊し、新しいトイレに切り替わる間、工事現場などでよく見かける仮設トイレが置かれたが、照明設備がない。 このため、夜間、用を足しに行く場合、下の写真のように緊急の明かりを要した。このヘッドランプは、ミズイカの夜釣りの際に、仕掛けを直したり、足元まで引き寄せたイカをタモ網ですくう時の照明用に購入したものだが、釣りの道具が、仮設トイレで活用されようとは、思いもしなかった。
「おとうさん、懐中電灯はなかったかね?」と奥さんが尋ねるので、「トイレに行くのなら、これを使えば。」と薦め、以来数日間、我々夫婦は、夜トイレに行く際には、このヘッドランプのお世話になった。このランプのメーカー「松下電器」でも、よもやこのような使われ方をしていようとは、想像だにしておられますまい。
その2。一昨日、奥さんが「電気はまだ通じていないが、便器は使えるそうよ。」と大工さんの伝言を伝えてくれた。早速、使用したのはよいのだが、その後職場に出勤して、朝の体操の時に、「しまったー。」と思った。「大きい」のを水で流すのを忘れていた。忘れたも何も、我が家では、これまで「大きい」のは、しっぱなしで、35年来レバーを引いて水で流すという習慣はなかったのだから、しようがない。
また、我が家の害獣猫トリオは、便所の窓から、屋内に出入りしていたが、昨日、奥さんが言うには、「せっかくトイレを綺麗にしたのだから、これからは、お風呂の窓から出入りしてもらおう。」と言う。トータルでは、どちらが、我が家の衛生に寄与するのか、瞬時には判断できなかったので、「そうだね。」と申したが、よくよく考えると、どうなのだろう?お風呂って、人が最も体を清潔に保つ機能を持った屋内設備ではないだろうか?
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