発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyo@ma.wainet.ne.jp
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

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 乱杭 131号(2001年11月1日)
◆アンニョン・ハセヨ(7) 10/20の3
戦争記念館(チョンジェン キニョムグァン)

 

 ソウル市内には、父が指折り数えただけで、5つの朝鮮時代からの王宮跡があるらしい。ソウル滞在最後の日の朝、父と連れ立って、それらの中でも最も市中心部、ソウル市庁(シチョン)の斜(はす)向かいにある徳壽宮を訪れた。日曜の朝であったためか、場内は閑散としていて清々しい散歩をすることができた。この宮内には、国立王朝博物館と国立美術館があって、どちらもゆっくり鑑賞できたのだが、あることに気づいた。徳壽宮の入り口で入場料700ウォンを払うと、後は只だということだ。そう言えば、2日目に行ったの景福宮も、入り口で入場料を払って一旦中に入ると、後の博物館などは只だったような気がすると思い、すべて持ち帰った入場券類を調べたら、国立博物館のチケットがあった。どんなシステムなのか分からないが、景福宮内の国立民族博物館は只、同博物館は700ウォンの入場料が要ったみたい。

 王朝博物館は、正に朝鮮王朝の歴史の展示で満たされており、王侯貴族の食事の内容の展示まであった。美術館は、韓国の代表的な画家の作品が展示されていたが、大昔絵描きになる夢を抱いていた父と、小昔田尻譲先生(社主の中学時代の美術の恩師)の影響を受けて、美術教師になりたいという夢を抱いていた私が、ある絵の前で、珍しく意見が一致した。誰の絵かハングルが読めないので分からなかったが、私「この絵のマチュエル(画肌)は藤田嗣治(つぐはる)に似ておりゃせんかね?」、父「まこっちゃネ(そうだね)!」。
 父は、今でも実に味のある瑞々しい水彩画を描く。はっきり言って上手いと思う。
 お父さん、次回は親子で韓国スケッチ旅行でもしますか・・・?














Here's a cool technique!

2日目夕刻、貞洞劇場へ行く途中に、上記徳壽宮の入り口になっている大漢門前で見た「王宮守門将交替式」の模様。

 

Here's a cool technique!

宮内から見たソウル中心市街地。

 

ここからホテルへの帰路、地下街で見かけた「秋田県」の観光案内板。秋田市から延岡市へ研修でそれぞれ1年間みえていた納谷さん、長谷川さん、秋田県は、やりますなー。

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