発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyo@ma.wainet.ne.jp
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

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 乱杭 132号(2001年11月1日)
◆アンニョン・ヒ・ケセヨ(さようなら) 10/21

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 意外なことに、韓国(ソウル)を訪れた日本人の中には、「二度と行きたくない。」と言う印象をもたれた方が少なからずおられるようだ。乱杭の読者N君もそんな感想を寄せて来たし、今晩「小よう」で同席した紳士もそう仰っていた。
 私はと言えば、昨年米国のボストンに1回、今回韓国のソウルに1回渡航しただけなので、次は別な所に行って見たいというだけで、別に拒否反応はない。こうやって自身の個人紙上で振り返ってみるとまた行ってみたいと思うくらいである。

Here's a cool technique! 

 

さて、長くなったので、先を急ぎましょう。まず4日間お世話になりどうしだった「OBビール」(別添写真上段)に感謝しましょう。ライトな味で結構いけますぜ。

 

 

 4日目、ホテルから仁川空港への足は、前日同様、李裕鎬さんのタクシー。お代は要らないと彼が言うのを「ビジネスでしょう。」と私が説得して、父が〇〇ウォン(メーター料金です。)渡そうとすると、

 















その中から〇〇ウォン引き抜いて、こんなに要らないと言うから、また「ビジネス、ビジネス、貯金をして日本へいらっしゃい。」と説得すると、ようやくその代金を受け取ってくれた。硬い握手をして彼と別れた。後日、ヘンチョコリンな日本語のメールが彼から届いた。(別添最下段、ひょっとしたら文字してるかも?)

 空港への途中、時間に余裕があり、「ワールドカップ・スタジアム」を見るかと言うので、見たいと言うと、工事中のスタジアムへ連れて行ってくれて、守衛にシツコク交渉していたけれども、どうやら「スタンドの中を見せてくれ。」と言っていたようであった。とにかく、ダメ元で何でも交渉してみる民族とお見受けした。スタジアム前の緑濃い小山は、かってはゴミの山だったのだそうだ。

 空港で買ったお土産はすべてキムチ。(これしか思い浮かばなかった。一袋3700ウォン。つまり、なんと約370円。)それでも幾ばくかのウォンが残ったので、免税店でダンヒルのタバコを買おうとしたら、ウォンが足りなくなることに気づき「どうしよう?」と店の人に聞いたら「円でもいいですよ。」と言う。

 レジカウンターに有り金全部のウォンをぶちまけ、「幾ら足りないの?」と尋ねたら「80円」げな。こうして1ウォン残らず使い果たして帰ってきました。父は、「1ウォン残らず使い切るとは、上手いやり方だ。」と感心していたが、単なるまぐれです。

 聞くところによれば、韓国は10%の消費税が掛かっているが外国人には納税義務がなく、レシートと何とか言う証明書を持って税関辺りで申告すれば、既に支払った消費税が還付されるらしいが、私が韓国入国時にウォンに買えたのは(恥ずかしながら、たったの)3万円で、アホらしくて何もしなかった。空港のレストランで、例のOBビールと蒸し餃子を食べたが、やはり私にとっては妙な味で、滞在中感動的な味にはついぞ会えなかった。

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