発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyo@ma.wainet.ne.jp
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

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No.89 乱杭(2000年9月5日)
◆スイソテルのトイレ◆

 7月に、インターネットで音楽情報を色々漁っていたら、懐かしいフォークバンド「五つの赤い風船」が再結成されて、ファンクラブもできました、と記事があった。
あんまり懐かしくて、即刻FCに入会したら、後日ダイレクト・メールが届いた。その中に、一緒に、これまた懐かしい「高石ともやとザ・ナターシャセブン」のCD発売の広告があって、当時、何かの都合で発売されなかった71年録音の幻のアルバムのCDが出た、とあった。
 発売元は「(株)マクランサ」。早速、その「マクランサ」に電話を入れて購入方法を教えて貰い、ナターシャセブン幻のファーストアルバム「序」が送られて来た。GOOD!
問題は、この発売元「マクランサ」である。何の意味であろうか?とずっと考えていた。








例えば、サッカーのJリーグチーム「札幌コンサドーレ」は、何と「道産子」を逆さにして、最後に響きがいいように「レ」を付けただけ、を参考に色々推測してみたが分らない。
答は、ボストンで宿泊したスイソテルのバスルームの中に掛けてあった版画にあった。
 そこには ”Sobralia Macrantha ”と題のついたシンビジュームのような花の版画の額が掛けてあった。
 UNKOをしながらこれだ!と思い用事を済ませてからメモを取って、帰国して英和辞典で引くが、載っていない。おそらく、ラテン語の学名であろう。どなたか植物にくわしい方、「マクランサ」が、何なのか、教えて!


◎野鳥図鑑

 そうそう、UNKOの話ではなくて、今号は、野鳥図鑑の報告だった。

 野外に出てバードウォッチングをする時、私は、日本野鳥の会編、野鳥観察ハンディー図鑑「新山野の鳥」と同「新水辺の鳥」を持って行く。この図鑑の元本は、野鳥の会の会員なら御存知のとおり、同じく日本野鳥の会編「フィールドガイド日本の野鳥」であり、更にこの図鑑には、それぞれの鳥の掲載ページまで符合させて編まれた英語版 “A FIELD GUIDE TO THA BIRDOF JAPAN”も同会から出版されていて、こちら(英語版)は、ただ眺めて楽しんでいる。
 実は、今回ボストンの本屋で、「苦労の末」に求めた“Field Guide to the Birds of North America”は、先に述べた“ A FIELD GUIDE TO THA BIRD OF JAPAN ”と記述方法がまったく同じなのだ。







 この完全類似性は、両書を示さなければ、解って貰えないかも知れない。ただし、絵はリアリズム表現の絵画教育が徹底しているアメリカのこと、数段上と言わざるを得ない。
Cover illustration by Patricia A. Topper とあるが、本文中の作画が誰か、同じ画家か、まだ読み出せない。とにかく、「フィールドガイド日本の野鳥」に慣れているために見やすいのだ。(どちらがオリジナルで、どちらが類似品か知らないが)こんな、類似品がアメリカくんだりで出版されているとは思いもしなかった。ちなみに、出版は“NATIONALGEOGRAPHIC”である。


 ◎驚かすな!

24日朝、ホテルの部屋の電話の “Message Waiting ”というランプがポカポカ点灯していて、ビックリし、フロントに飛んで行った。

何をどうしゃべったか記憶にないが、大そうな封筒に入ったFAXを受け取って見れば、3月まで同じ職場の同僚で、マイクへのメールの英訳をしてくれて、先のオーストラリアの野鳥図鑑を買ってきてくれもした河野健君からの「焼酎がないのが不満かも?」と言うおちょくりのFAXであった。 驚かすなよ・・・!

(つづく)

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