ウラジロナナカマド(裏白七竈)
Aorbus matsumurana

バラ科(ROSACEAE)
ナナカマド属

亜高山帯〜高山帯のの低木林や林縁に生える高さ1〜2mくらいの落葉低木
で、よく枝分かれして、広がる。花序は直径3〜10cmくらいだ。

枝先に直径1cmの白い花を
複散房状に沢山付ける。

倒卵形の花弁は5個で、
雄しべは20個。

萼片は5個で、ふちと内側の
先端に茶褐色の軟毛がある。

扇の雪渓
(Jul 2001)

楕円形〜倒長楕円形の葉は
奇数羽状複葉で小葉は4〜6対あり、
先は丸く、基部はやや左右非対称。

縁には3分の2くらいまで
鋭い鋸歯があるが
基部近くは全縁だ。

頂小葉より側小葉の方が大きく、
それも中央部の物が最も大きい。
裏白の名前通り、裏面は粉白色。

鑓温泉付近
(Sept 12 2002)

果実は楕円形で赤く熟し、
ナナカマドやタカネナナカマド
と違って、垂れ下がらない。

先端に残った萼片は内側に
曲がって互いにくっつき、
星形のくぼみになる。

ナナカマドの仲間は雑種ができやすい。
ナナカマド タカネナナカマド
とも比較してみましょう。

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